【スプレッド】って聞くけど何の事かな?
【スプレッド】とは、簡単に言えば「買値」と「売値」の価格差のことを言うよ。
注文したときの手数料(取引コスト)と考えれば、理解しやすいと思います。
当たり前のことながらFXで言う「買値」とは、通貨を買うときの値段であり、「売値」とは通貨を売るときの値段です。
FXは、注文した瞬間は必ずマイナスの赤字からスタートします。
そのスタートのマイナスの赤字が、スプレッド分になるワケです。
どういうことかと言うと「買い」で注文に入った場合は、当然買った時の金額である「買値」よりも高い額の「売値」で売れば利益になるワケですが、注文時には「買値」よりも「売値」の方が安い様に常に設定されているのです。
その差がスプレッドになります。
当たり前と言えば、当たり前です。注文した時に利益が生まれる様に設定されていたら、直ぐに決済すれば素人でも誰でも稼げる事ができますよね。そんな設定がされるはずはありません。注文時には必ずマイナスの赤字からスタートされる様に上手く設定されているのです。
例えば
米ドルのスプレッドが0、3銭のFX会社で米ドルの取引をした場合
分かりやすく「買値」が100、003円の時、「売値」は100、000円になっています。
この0、003円の分がスプレッドになります。
目次
スプレッドはFX会社によって違う

スプレッドは金融機関の判断で自由に定められます。そして、FXで言えばFX会社によってスプレッドは違ってきます。レバレッジを効かして、取引の規模を大きくするほど、このスプレッドの差は大きく影響を与えますので、スプレッドが狭いFX会社を選んでおく必要があります。
特に投資スタイルが短期の人にとっては、取引する回数が多くなると取引コストがかさむことになるので、スプレッドを有利なものにしておく必要があります。
取引した瞬間から赤字でスタートし、プラスに転じるまでにスプレッドが小さければ有利になりますし、逆にそのまま相場が逆行してどんどん赤字が膨らむ事を想像すれば、最初のスプレッド分の赤字を少なくすることはとても大切になります。
FXを始めるなら、スプレッドが狭い会社選びはとても重要になってきます。
スプレッドは通貨ペアによって変わる

通貨の流通量などにより調達コストに差が出てくるために、通貨ペアによってスプレッドは異なります。
例えば
とあるFX会社では
米ドル/円 0、2銭 ユーロ/円 0、5銭 豪ドル/円 0、7銭 英ポンド/円 1、0銭 NZドル/円 1、2銭 ユーロ/米ドル 0、4pips
となっています。
そっかぁ、通貨ペアによってスプレッドが違うんだね。
そうだよ。通貨ペアのスプレッドは、それぞれFX会社によっても違うんだよ。
スプレッドは大きく広がる時がある

スプレッドは、いつも一定なのかな?
スプレッドは、原則固定としているFX会社が多くなっているけど、実は大きく広がる時があるので注意が必要なんだよ。
本来ならば、スプレッドはレートと共に常に変動をしています。しかしながら、それでは取引がしづらいと言うFXの参加者のために、FX会社が原則固定にしてあげようと言う事で、「原則固定」が主流になってきています。
そんな中にあって、例外があります。世界情勢に影響を受けて、外国為替市場が乱高下する時にはスプレッドは大きく広がりやすくなります。
1.近年で言えば、リーマンショックやイギリスのEU離脱問題、アメリカのトランプ大統領誕生時、戦争危機やコロナショックなど世界情勢が大きく動くときには、外国為替市場に大幅な変動が生じます。そうなるとスプレッドの維持が難しくなり固定ができなくなるのです。
2.各国の経済指標などの発表があった時にも、スプレッドは大きく広がりやすくなります。定期的に各国の経済状況を示す経済指標の発表がありますが、例えば失業率などの雇用統計や、GDPの発表、そして政策金利の発表など、各国の重要な発表がある時にも大幅な変動が生じやすくなります。
3.時間帯により市場の流動性が下がった時にも、スプレッドは大きく広がりやすくなります。
例えば
日本時間の早朝になると、ちょうどニューヨーク市場がクローズになるため、市場参加者が少なくなります。
市場参加者が少なくなると、それだけ流動性が下がるためにインターバンク市場における「買値」と「売値」の差が拡大していくためです。
【FX】ここだけは抑えておきたい世界の外国為替市場の動き



