FXでの利益は、為替差益での利益を狙うのは勿論のことながら、もう一つの方法があります。
それがスワップポイントです。
このスワップポイントは、「金利差調整分」と呼ばれ、通貨ペアの2カ国間の金利差によって生まれるものです。
超低金利の国の通貨を売って、高金利の国の通貨を買えば、スワップポイントだけで見れば有利になるでしょう。
2020年8月時点では日本は-0、1%の超低金利であり、高金利の国と言えばトルコや南アフリカ、そしてメキシコの新興国が代表的になります。
そこで例えば、現在の高金利であるメキシコペソで考えてみましょう。
超低金利である日本の円を売り、高金利のメキシコペソを買った場合、
2020年8月時点での政策金利
メキシコペMX4,5%ー日本JP-0,1%= 4,6%
この4,6%のスワップポイントを保有している限り毎日受け取る事が可能になるのです。
ただし注意が必要なのは、逆にメキシコペソを売り、円を買いで保有している場合は、毎日損失として支払い続ける事になるので気を付けて下さい。
目次
スワップポイントの基準となる各国の政策金利は変動する

スワップポイントの基準となる政策金利は、各国の情勢により調整され変動しますので、定期的にチェックをする必要があります。
また長期間保有している間に、金利差が逆転してしまった場合、毎日利益を得ていたのが、毎日損失をし続ける事になり得る事を理解しておきましょう。
実際のスワップポイントはFX会社によって違う

スワップポイントは、各国の金利差によって生まれると説明して参りましたが、実は実際に取引をして得られるスワップポイントは、FX会社によって違いますのでしっかりと確認しておく必要があります。
スワップポイントは、政策金利のみで決まるわけではありません。短期金利市場の影響も受けますので、単純に金利差だけで決まるのではない事を覚えておきましょう。
そして、スワップポイントは日々変わります。実際にスワップポイントが付与されるのは、各営業日のクローズする時点でロールオーバーしたポジションに対して発生し、夏時間であれば午前6時に、冬時間であれば午前7時になります。(実際に取引される場合は、FX会社によって多項目で細かな違いがある可能性があるので各自でご確認をお願い致します。)
令和4年5月X日 時点での、とあるFX会社のスワップポイントの実例を見てみましょう。
| USD/JPY | EUR/JPY | GBP/JPY | AUD/JPY | NZD/JPY | EUR/USD | |
| 付与日数 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
| 買 | 30 | -11 | 45 | 9 | 29 | -53 |
| 売 | -33 | 8 | -48 | -12 | -32 | 50 |
※主要6通貨ペアを記載しましたが各通貨ペアの「買いスワップ」「売りスワップ」の金額は10,000通貨(1Lot)単位当たりの金額になり、円換算した表示になります。
そっかぁ、こんな感じで日々スワップポイントが掲示されているんだね。
代表的な高金利の通貨ペア
高金利の通貨を買って低金利の通貨を売り、そのポジションを保有し続ければ、日々高水準なスワップポイントを受け取る事ができますが、通貨ペアの中で代表的な高金利の通貨ペアをご紹介します。
令和4年の5月時点になりますが、TRY/JPY(トルコリラ/円)・ZAR/JPY(南アフリカランド/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)の3つが代表的な高金利の通貨ペアになります。
令和4年5月X日 時点での、とあるFX会社のスワップポイントの実例を見てみましょう。
| TRY/JPY | ZAR/JPY | MXN/JPY | |
| 付与日数 | 1 | 1 | 1 |
| 買 | 240 | 90 | 120 |
| 売 | -270 | -120 | -150 |
※上記通貨ペアの「買いスワップ」「売りスワップ」の金額は100,000通貨単位当たりの金額で、円換算した表示になります。
なるほど、新興国のスワップポイントは高いんだね。
スワップポイントでせっかく利益が出ていても為替差損によって損失をもたらす可能性がある

特に新興国の通貨を保有していた場合、仮にスワップポイントで利益を得ていたとしても、為替レートの変動が激しくなりがちですので、為替差損によってスワップポイントで得た利益よりも損失を出してしまう可能性があります。
さらに、レバレッジを大きく効かせていれば、それだけ損失のリスクを高める事になりますので十分に注意をしましょう。
FXはリスクを伴う投資ですので、資金管理をしっかりと行うことが何よりも大切です。



